2025年7月6日
思い出をカタチに残す「ランドセルリメイク 方法」完全ガイド
小学校6年間の思い出が詰まったランドセル。使わなくなった今も処分するの はためらわれ、卒業後は、思い出の品として大切に保管するご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、保管場所の確保や、経年劣化による傷みなど、保管にはさまざまな課題も潜んでいます。使い古したランドセルを、新たな価値あるアイテムへと生まれ変わらせる、そんな時におすすめなのが「ランドセルリメイク」です。
【目次】 1.ランドセルをリメイクする利点
1.ランドセルをリメイクする利点
・思い出を形に残す
ランドセルは、お子さんの6年間の成長を象徴する大切な思い出の品。
リメイクすることで、その思い出を形に残し、いつまでも身近に感じることができます。
ランドセルのかぶせ部分を使ってミニランドセルを作り、飾っておくのも良いでしょう。
ランドセル本来のデザインや刺繍、金具などを活かし、財布やキーケース、ペンケースなどの実用的な革小物へのリメイクは、世界に一つだけのオリジナルアイテムとして、特別な存在感を放ちます。
・環境保全に寄与
ランドセルは牛革、コードバン、合成皮革など良質な素材を利用し造られています。
使われなくなったランドセルをリメイクし再利用することで、ゴミとして焼却処分による二酸化炭素ガス発生による大気汚染削減の一助となります。
素材の特性を活かすランドセルに使用されている革は、丈夫で高品質なものが多く、使い勝手が良い素材です。
リメイクによって、その素材の特性を活かした、長く使えるアイテムを作ることができます。
例えば、本革ランドセルであれば、財布やペンケース、定期入れなど、経年変化を楽しめるアイテムへのリメイクがおすすめです。
・新たな価値創造
ランドセルリメイクは、単なる修理や再生ではなく、卒業後の次のステップで実用できる新しい価値を創造する行為です。使い古したランドセルに新たな命を吹き込み、自分自身や家族にとって特別なアイテムへと生まれ変わらせることで、満足感や達成感を得ることができます。
2.ランドセルリメイクの主な方法
専門業者に依頼する方法
もっとも人気のある方法が、ランドセルリメイクを専門に行っている工房やアトリエに依頼することです。 職人が手作業で仕立て直してくれるため、仕上がりが美しく、耐久性にも優れています。
メリット:
高品質な仕上がり
希望に応じたオーダーメイド対応
革の扱いに慣れたプロによる加工
デメリット:
完成までに時間がかかる(2〜6ヶ月程度)
費用がかかる(1万円〜3万円程度)
自分でリメイクする方法(DIY)
手芸やレザークラフトが得意な方なら、自分でランドセルを解体し、財布や小物にリメイクする方法もあります。
DIYに必要な道具:
カッター、ハサミ、ハンマー
革用の接着剤・塗料・針と糸
型紙(インターネットで無料ダウンロード可能)
ホック、カシメ、菱目打ちやファスナーなどの金具
注意点:
革が固くて加工が難しい場合もある
完成度にはスキルが必要
3.人気のリメイクアイテム
財布(コンパクトウォレット、小銭入れ)
名刺入れ
定期入れ
キーホルダ・キーケース
パスケース・IDカードケース
ペンケース
スマホケース
どれも日常使 いしやすく、贈り物にも喜ばれるアイテムです。
4.ランドセルリメイクを成功させるコツ
事前に写真を撮って記録しておく:思い出を残しつつリメイクできます
工房の実績や口コミを確認:信頼できる業者選びが重要です
パーツをうまく活かすデザインを選ぶ:ランドセルの刺繍や名入れ部分を残すと、より思い出深く
5.まとめ:ランドセルリメイクで、思い出を未来へつなぐ
「ランドセルリメイク 方法」は大きく分けて専門業者に依頼するか、自分でリメイクするかの2通りがあります。 ちらを選んでも、大切なのは“思い出を大切にする心”です。 ぜひ、お子さまやご自身の思 い出を、新しいカタチで未来へつなげてみませんか?
6.【執筆者プロフィール】
趣味のレザークラフトをベースに、15年前から神奈川県横浜市で「ランドセルリメイク」専門の「アトリエ タカ」を開業し、お客様にお届けしています。6年間を共にした思い出の詰まったランドセルを、時間をかけて一針一針丁寧に手縫いでリメイクし、小学校卒業後の次のステップで身近で長く使える革小物へと生まれ変わらせることで、多くのお客様に喜んでいただいております。
























