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2025年7月12日

「もう一度、あなたと歩きたい」─ 母と娘の思い出がつながるランドセルリメイク財布の物語

【目次】

  1. そんな時、偶然立ち寄ったハンドメイドフェアで「ランドセルリメイク 財布」という言葉に出会いました

  2. 「リメイクして財布にできますよ」との出会い

  3. ランドセルのキズも思い出に──世界にひとつだけのリメイク財布

  4. 思い出をカタチに。ランドセルリメイク財布の魅力

  5. 「また一緒に歩こうね」

  6. 【執筆者プロフィール]



「このランドセル、どうしようか…?」


1.そんな時、偶然立ち寄ったハンドメイドフェアで「ランドセルリメイク 財布」という言葉に出会いました

職人さんのブースには、ランドセルの革を使って作られた美しい財布が並び、それぞれに深い艶と独特の風合いがありました。

 「この財布、6年間使った革からできてるんですよ」と、職人さんが優しく教えてくれました。

 私はその瞬間、「娘のランドセルも、こんな風に生まれ変わらせたい」と強く思ったのです。




2.「リメイクして財布にできますよ」との出会い

 

そんな時、偶然立ち寄ったハンドメイドフェアで「ランドセルリメイク 財布」という言葉に出会いました。職人さんのブースには、ランドセルの革を使って作られた美しい財布が並び、それぞれに深い艶と独特の風合いがありました。

 この財布、6年間使った革からできてるんですよ」と、職人さんが優しく教えてくれました。

 私はその瞬間、「思い出の娘のランドセルも、こんな風に生まれ変わらせたい」と強く思ったのです。

 

3.ランドセルのキズも思い出に──世界にひとつだけのリメイク財布

 ランドセルのかぶせ(フタ)に小さな傷がついていたことを、私は覚えていました。 低学年の頃、転んだ時にできたもので、泣きながらもランドセルを手放さなかった娘の姿が思い出されます。

 その傷も、財布のワンポイントになりました。 「これはね、あの時のキズなの」と娘に話すと、彼女は照れくさそうに笑っていました。

 完成したランドセルリメイク財布は、まさに**世界にひとつだけの宝物**。 手に取るたびに、親子で過ごした小学校時代の記憶がよみがえります。

 


4.思い出をカタチに。ランドセルリメイク財布の魅力

 「ランドセルリメイク 財布」は、単なる再利用ではありません。 素材である革は、6年間子どもとともに過ごし、育った風合いがあります。 その経年変化が、他のどんな新品よりも豊かな個性を持ちます。

 さらに、リメイクを担う職人の丁寧な手仕事によって、革の特性を活かしながら、丈夫で実用的な財布へと生まれ変わります。お守りのように、大切に持ち歩ける存在です。

5.「また一緒に歩こうね」

 そんな気持ちを込めて、私は今日もあのランドセルが生まれ変わった財布をバッグにしのばせています。

 「ランドセルリメイク 財布」──思い出を日常に取り入れる、やさしくて、あたたかい選択です。



6.【執筆者プロフィール]

趣味のレザークラフトをベースに、15年前から神奈川県横浜市で「ランドセルリメイク」専門の「アトリエ タカ」を開業し、お客様にお届けしています。 6年間を共にした思い出の詰まったランドセルを、時間をかけて丁寧に手縫いでリメイクし、小学校卒業後の次のステップで長く使える革小物へと生まれ変わらせることで、多くのお客様に喜んでいただいております。


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